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2025.08.05 データベース

【必見】kintoneがAIでできることとは? kintoneと連携できるAIサービスやkintone AIラボについて解説

「kintoneでAIを使いたい」

「kintoneのAIってどんなことができるのかな」


このような気持ちを抱いていませんか。


kintoneはサイボウズ株式会社が提供する業務改善システムです。DXの促進や、コミュニケーションの活性化ができるツールとして人気があります。


そんなkintoneのAI機能とは、どんなことができるのでしょうか。

この記事では、kintoneのAI機能について解説していきます。ぜひご一読ください!

kintoneのAIについて

2022年に「ChatGPT」が登場したのを皮切りに、生成AIが一躍ブームになりました。


kintoneの周辺では、2023年10月にkintoneのプラグイン開発を行うM-SOLUTIONS社が、「Smart at AI for kintone Powered by GPT」を提供開始しました。


これは、ChatGPTなどの生成AIとkintoneを連携できるプラグインで、kintoneを使って気軽に生成AIを活用できるツールです。

このように「kintone」と「AI」を掛け合わせたサービスは、プラグイン開発を行う各社から販売されるようになりました。


AIに関しては他社に遅れをとっていたサイボウズ社でしたが、2024年から大きく舵を切るようになり、2025年4月には「kintone AIラボ」の本格導入に踏み切りました。


この「kintone AIラボ」は、kintoneの基本機能のなかにAI機能が組み込まれています。

そのため気軽にAIに触れることができ、作業の短縮や業務効率化につながっています。

kintoneでAIを使う方法は?

kintoneでAIを使うには、3つの方法があります。


まずは、先述した「kintone AIラボ」を使うことが挙げられます。これは主に、kintoneのスタンダードコースとワイドコースを契約中の方が利用することができます。


次に、AI系のプラグインや連携サービスを使うといった方法があります。先ほど紹介したM-SOLUTIONS社の「Smart at AI for kintone Powered by GPT」が代表的です。


そして3つめは、JavaScriptでカスタマイズするという方法です。

これには専門知識が必要なので、敷居が高いと感じる方も多いと思います。ですが、自社のニーズに合わせて柔軟に機能を追加していくことが可能です。


kintoneでAIを使う方法
  • 「kintone AIラボ」を使う
  • プラグインや連携サービスを使う
  • JavaScriptでカスタマイズする


この記事では、「kintone AIラボ」と、プラグインや外部連携サービスについて詳しく解説していきます。

kintone AIラボについて

では、「kintone AIラボ」はどんなことができるのでしょうか。

kintone AIラボでは、2025年8月時点で主に3つの機能があります。


  • 検索AI
  • アプリ作成AI
  • プロセス管理設定AI


順番に解説していきます。

1.検索AI

検索AIとは、kintone内に蓄積されたデータのなかから、AIが適切な回答を自動生成する機能を表します。


検索AIは、複数のアプリのなかから必要なデータを横断的に回答させることができるため、データを探しだす手間が省け、作業時間の短縮につながります。


AIには、自然言語で質問ができます。たとえば、「○○出張の清算方法を教えて」とか、「○○会社との商談において参考になるデータを教えて」といった具合です。


自分でひとつひとつ情報を調べるよりも、スピーディーに検索できるため業務の効率化につながるでしょう。

2.アプリ作成AI

アプリ作成AIとは、その名の通り、kintoneのアプリを自動で作成してくれるAI機能です。

どんなアプリを作りたいかということを伝えると、それに適したアプリの形態をAIが提案してくれます。


AIとは対話形式です。ざっくり要望を伝えるだけでも、最適なアプリを提案してくれます。

そして、その提案内容が良ければワンクリックでアプリ作成を行うことができます。


AIに話しかけるだけなので、誰でも気軽にアプリ作りに取り組めるようになる点が大きなメリットです。

3.プロセス管理設定AI

プロセス管理設定AIは、プロセス(ワークフロー)を簡単に作成することができるAIです。


実現したいプロセスをチャット形式で伝えるだけで、AIが適切なプロセスを提案します。

プロセス管理の設定に不慣れな人や使い始めて間もない人にとっては、特に利便性の高い機能でしょう。


AIの提案内容はワンクリックで反映することができるので、時間も手間もかけずに業務を進めることが出来ます。


こちらの記事では「kintone AIラボ」について詳しく解説しています。ぜひご一読ください。

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kintoneのAI系プラグイン・外部連携サービスを紹介

kintoneの魅力のひとつに、豊富なプラグインや外部連携サービスが挙げられます。


kintoneの標準機能で出来ないことでも、プラグインや外部サービスを連携することで、出来るようになることがあるのです。


ここからはkintoneと連携できるAI系プラグインや連携サービスを、種類ごとに紹介します。


  1. AI系OCRプラグイン・連携サービス
  2. AI系チャットボットプラグイン・連携サービス
  3. AI系議事録プラグイン・連携サービス
  4. ChatGPT連携プラグイン


順番に解説していきます。

1.AI系OCRプラグイン・連携サービス

AI系OCRプラグインは、紙やPDFの帳票または書類をAIが読み取り、自動でデータ化し、kintone上に登録する仕組みのことを言います。


名刺情報やアンケートなどの管理や保存、帳票の電子化としても活用することができます。

この機能を活用することで、手間のかかる入力作業が不要になり、業務の効率化やミスの削減につながります。


AI系OCRプラグイン・連携サービスの紹介
  • 「AI-OCRプラグイン for kintone」  k&iソリューションズ株式会社
  • 「ATTAZoo AI OCRパック」 JBCC株式会社
  • 「mojula for kintone」 株式会社バーズ情報科学研究所

2.AI系チャットボットプラグイン・連携サービス

kintone上で利用できるAIチャットボットのプラグインです。

自然言語で質問をすると、kintone内のアプリやレコードから適切な回答を生成できるツールです。


データの検索や、データの参照など幅広く活用することができます。


AI系チャットボットプラグイン・連携サービスの紹介
  • 「きんちゃぼ」 NDIソリューションズ株式会社
  • 「Safe AI Gateway」 株式会社ソフトクリエイト

3.AI系議事録プラグイン・連携サービス

議事録AIプラグイン・連携サービスは、会議の内容を自動で要約・整理して、kintoneに記録できるサービスです。


文字起こしを完了したデータを、AIが自動で要約することも可能です。

オンライン、対面いずれの会議でも使えるため、会議の多い方にとっては便利なツールではないでしょうか。


AI系議事録プラグイン・連携サービスの紹介
  • 「AutoMemo」 ソースネクスト株式会社
  • 「Front Agent」 Umee Technologies株式会社

4.ChatGPT連携プラグイン

OpenAI 社のChatGPTを連携して、kintone上で生成AIを利用できるプラグインです。

ChatGPTの活用が世界的に注目されている現在、関心のある方も多いのではないでしょうか。


ChatGPT をkintoneと連携することで、社内のさまざまな業務効率化に貢献します。

例えば日報の作成や管理、文章の生成や要約など、幅広い分野で活用することができます。


ChatGPT連携プラグインの紹介
  • 「Smart at AI for kintone Powered by GPT」 M-SOLUTIONS株式会社
  • 「BizteX Connect kintone ・OpenAI コネクタ」 BizteX株式会社

kintoneの類似製品を紹介

kintoneは、「kintone AIラボ」が追加されたり、AIのプラグインや連携サービスも増えてきています。

これまでAIを使ったことがなかった方でも、業務に取り入れやすくなってきていると思います。


しかし、kintone以外にもAI機能が搭載されているツールがあることをご存知でしょうか。

kintoneよりも安価で、標準機能も充実している製品があるので、紹介します。

PigeonCloud(ピジョンクラウド)

PigeonCloud(ピジョンクラウド)は株式会社ロフタルが提供する、国産のデータベースソフトです。

PigeonCloudは専門知識が一切不要なノーコードツールで、汎用的なデータ管理が可能です。


AI機能については、ASPICクラウドアワード 2023のAI部門においても入賞しています。

具体的には、自然言語でデータ検索やデータ集計、チャート表示ができるようになっている他、テーブルの自動作成も可能になっています。


kintoneと同じようにAIの利便性を体感できる製品だと言えるでしょう。またPCだけでなく、スマホからもAI機能を使うことができます。


そんなPigeonCloudの魅力は、「価格」・「標準機能の充実度」・「サポート力」です。


PigeonCloudは他社と比べても低価格なツールです。


またPigeonCloudは通常プランの他に「同時ログインプラン」があります。

こちらは同時に接続するユーザー数で費用を計算するため、利用頻度が低い社員が多くいる場合でも費用負担が少なく、お得に使っていくことができるプランです。


そしてデータベースの初期構築を無料で行っているほか、導入後も無料で電話やチャット等から相談をすることができます。


PigeonCloudはコスパが高く機能も充実しているため、「なるべく予算は抑えながらも良いものを使いたい!」そんな方にぜひ使っていただきたいソフトとなっています。


価格(月額利用料)
  • ユーザー数プラン 1,100円/一人あたり
  • 同時ログインプラン(利用者数は多いけれど同時に接続する人は少ない場合、お得に利用できる)


おすすめポイント
  • 脱Excel、脱Access、脱スプレッドシート等におすすめ
  • 5ユーザー以上から利用可能
  • スマホ、タブレットOK
  • ノーコード
  • さまざまな業務に使える
  • AIで業務システムを自動で作成
  • 低価格
  • 同時ログインプランあり
  • データ容量100GB
  • サポートが手厚い
  • 標準機能が充実
  • データ分析機能
  • クラウド型、オンプレミス型に対応可能
  • チャットツール等との外部連携
  • 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証取得
  • RPAのように業務を自動実行できるコネクト機能搭載


公式サイト:PigeonCloud


「kintoneに似ている製品って何があるだろう」「kintoneと同じくらいのクオリティで、もっと安価なサービスってないかな?」「kintoneとkintoneの...

まとめ

この記事では、kintoneのAI機能について解説してきました。


AIは発展途上の分野です。今後ますますの技術革新が見込まれています。

kintoneにおいても、今後も新しい機能が追加されて、より便利になっていくでしょう。


また、この記事ではkintoneの類似製品であるPigeonCloud(ピジョンクラウド)も紹介しました。


PigeonCloudもAI機能が搭載されている高機能なツールです。

興味をお持ちの方は、公式サイトから資料請求や無料トライアルを試してみてはいかがでしょうか。


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この記事を書いた人
PigeonCloud編集部 PigeonCloud Editorial Department
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