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2025.09.02 受託開発

AIの受託開発について徹底解説!AI受託開発の流れや8つのメリット・注意点を総まとめ

「AIを導入したいけれど、適切な人材がいない」

「AIの開発って、時間もお金もかかりそう」

「AIの受託開発を検討している」


このような気持ちを抱いていませんか。


近年、「自社にもAIを導入したい」と考える企業が増えています。


しかし、AIを自社のみで開発するとなると、高度な技術や適切な人材が必要であることから、二の足を踏んでいる企業も多いのではないでしょうか。


そんな方におすすめしたいのが、AIの受託開発です。

AIの専門家に開発を依頼することで、自社に経験や知識がなくても本格的なAIを導入することが出来ます。


この記事では、AIの受託開発の基本的な仕組みやメリットや注意点などについて、分かりやすく解説していきます。ぜひご一読ください!

AIの受託開発とは

AIの受託開発とは、AIを自社で内製するのではなく、外部の専門会社に開発を依頼することを指します。


企業側は「どのような業務でAIを使いたいのか」、「どんな課題を解決したいのか」などといった要件を、開発会社に伝えます。


開発会社は企業側からの要望を汲み取り、その内容に合わせてAIの設計を行っていきます。


開発の期間はケースバイケースとなりますが、小規模の開発ですと期間はおおよそ2~3か月程度。

中規模の開発になると期間は3~6か月程度といったことが多いです。


開発会社によっても期間や費用は異なってきますので、何社か問い合わせてみると良いでしょう。

AIの受託開発の4つのメリット

では、AIの受託開発を行うメリットとはどんなことがあるでしょうか。


  1. 専門知識を持つ人材に開発を任せられる
  2. 短期間で導入できる
  3. 自社仕様のシステムを導入できる
  4. 開発リソースを削減できる


順番に解説していきます。

1.専門知識を持つ人材に開発を任せられる

AIの受託開発を利用するメリットは、専門知識を持つ人に開発を任せられることにあります。


AIという分野は技術の進化が早いという特徴があります。

そのため最新の知見を持った専門家に依頼することで、精度の高いシステムを作ることができます。

2.短期間で導入できる

短期間でAIシステムを導入できることもメリットです。


開発会社は過去の実績もあり、AI開発のノウハウを持っています。そのためゼロから手探りで進めるよりも開発スピードが速いのが特徴です。


また自社で人材を育成するには年単位の時間がかかるケースもありますが、外部に依頼すれば数か月から半年程度でAIを導入することが出来ます。

3.自社仕様のシステムを導入できる

受託開発は、自社の業務や仕様に合わせたオーダーメイドの開発が可能です。


自社の業務フローやデータ構造に合わせたAIシステムを作ることが出来るので、既製品のAIシステムでは実現できないような業務も、柔軟に対応することができるのです。

4.開発リソースを削減できる

AIスキルを持つ人材を社内で採用・育成するには大きなコストと時間がかかります。

受託開発を利用すると社内でそのような人材を抱える必要がないので、リソースを削減することができます。


また、AI開発は複雑で時間もかかるので、社内で取り組むと既存の業務が圧迫される恐れがあります。

開発会社に任せれば、社内の人材は本業に集中することができます。

AIの受託開発の4つの注意点

では、AIの受託開発を行うときの注意点はどんなことがあるでしょうか。


  1. 要件定義を曖昧にしない
  2. コストが高くなるおそれも
  3. セキュリティ面を確認する
  4. 開発期間が長くなることも


順番に解説していきます。

1.要件定義を曖昧にしない

受託開発は、開発会社との打ち合わせを重ねて詳細を詰めていきますが、その際要件定義が曖昧な状態だと、成果物が期待に沿わなくなる可能性があります。


「なんとなくAIを入れたい」ではなく、具体的に要件定義を行えるよう課題を明確にしておきましょう。

2.コストが高くなるおそれも

AIの受託開発は、コストが高くなる場合もあります。


AIシステムの開発には、データ整備やシステム実装、運用設計など多くの工程が含まれています。

専門スキルを持つエンジニアの工数が必要になるので、費用が高くなるのです。


事前に見積もりをとり、費用感を確かめたうえで導入するようにしましょう。

3.セキュリティ面を確認する

AIに利用するデータは、個人情報や社内の機密情報を含むケースもあります。外部に開発を依頼する際には、情報漏洩リスクを意識しなければなりません。


開発会社がどんなセキュリティ対策を行っているのか、確認するようにしましょう。

4.開発期間が長くなることも

AIの受託開発は、当初は3か月で完成すると見込んでいても、実際には半年以上かかることもあります。


その理由は、要件定義が難しいことや、データの収集や整備に時間がかかることなどが挙げられます。

AIの受託開発は、時間に余裕を持って臨むようにしましょう。

AI受託開発会社の選び方4つ

AIの受託開発を行う会社はたくさんありますが、どんな会社を選べば良いのでしょうか。

ここからは開発会社の選び方を解説していきます。


  1. 開発実績があるか
  2. サポートの範囲を確認する
  3. コミュニケーション能力を確認
  4. 見積もりの透明性


順番に解説していきます。

1.開発実績があるか

AIの開発は、通常のシステム開発と比べても専門性の高い分野です。

そのため、業者選びの際には開発の実績があることが重要になってきます。


たとえば類似の業界において開発実績があるか、本番運用までサポートしたことがあるかなどを確認しておくと良いでしょう。

2.サポートの範囲を確認する

AIの開発は納品して終わりではなく、その後のサポート体制も重要になってきます。


導入後の運用サポートや保守やアップデート、またはトラブルまで対応してくれる業者だと安心して任せることが出来ます。

3.コミュニケーション能力を確認

AIの受託開発において、開発会社側のコミュニケーション能力は重視したいポイントです。


たとえば、ヒアリングの際には依頼者の課題を整理し、どう落とし込んでいけるかを一緒に考えていかなければいけません。


またAIにおいては、専門性の高い分野であるため専門用語もたくさんあります。

そのような用語もわかりやすい言葉に置き換えて説明できる会社または担当者だと、依頼者側も安心してプロジェクトを進めることが出来ます。

4.見積もりの透明性

はじめの見積もりが安くても、途中で追加費用が発生して支出が膨らんでいくことがあります。そんなとき費用が明確に決まっていないと、後々価格のことでトラブルとなってしまうことも。


明確な見積もり・価格の透明性があれば、想定外の追加費用を防ぐことができます。

AI受託開発の進め方

AIの受託開発を進めていく際には、どんなプロセスを経るのでしょうか。

ここからは受託開発の流れについて解説していきます。


  1. ヒアリング
  2. 要件定義・開発計画の策定
  3. データ収集や準備
  4. 開発
  5. テスト
  6. 運用・改善


順番に解説していきます。

1.ヒアリング

まずは依頼企業の悩みや課題、目標をヒアリングします。何に困っているのか、AIでどのようなことを実現したいのかといったことを確認します。


依頼者側は、伝えたいことを事前にまとめておくと、抜け漏れがなくなります。

2.要件定義・開発計画の策定

ヒアリングで確認したことを基に、AIで解決できる範囲を明確にします。どんな機能が必要か、どれくらいの精度を目指すのかといったことを具体化します。


また、予算やスケジュール、開発範囲を整理していきます。

3.データ収集や準備

次に、AIに学習させるためのデータを集めます。これは社内の既存業務のデータを用いることが多いです。


集めたデータには多少の欠損やバラつきがあるため、それを補正する作業を行います。AIの精度はデータの質に左右されるので、高精度のデータを収集できるように努めます。

4.開発

ヒアリングや要件定義で決まった内容をもとに、AIモデルの開発を行います。

集めたデータを使ってアルゴリズムを学習させ、目的に合った予測ができるように調整します。


また実際の業務で利用できるよう、AIをアプリなどに組み込む作業も行います。

5.テスト

学習させたAIを実際にテストデータで動かし、精度を確かめていきます。正しく判定できるかを検証し、想定通りの性能が出ているか確認します。


もし精度が低かったり、誤った答えを導くことが多い場合は、データの追加収集やアルゴリズムの調整を行っていきます。

6.運用・改善

AIは導入して終わりではなく、運用しながら改善していくことが重要です。


実際にAIを動かしてみると想定外のデータや状況に直面することもあり、結果としてAIの精度が落ちたり、答えが偏ったりすることがあります。


そこで定期的に結果を確認し、どの場面で上手くいっていないのかを分析していきます。

また新しいデータがあれば再度学習させたり、業務に変化があればその都度修正していきます。

おすすめのAIの受託開発会社とは?

では、実際にAIの受託開発を行うとなった場合、「どの会社に依頼しよう?」と悩まれる方は多いと思います。


そこで、ここからはおすすめの受託開発会社を1社紹介していきます。

ぜひ、開発会社の比較検討にお役立てください。

株式会社ロフタル

株式会社ロフタルは、技術力のあるエンジニア中心の会社です。最新技術やブロックチェーンや生成AIを使った開発が可能です。


自社サービスも運営中で、生成AIに関する機能も搭載しています。利用社数は延べ200社以上です。


セキュリティやパフォーマンスも考えて開発されており、ISOの取得もあるため安全に利用できます。

また大手受託会社に比べると、比較的安価に開発ができるでしょう。


公式サイト:株式会社ロフタル

まとめ

この記事ではAIの受託開発について解説してきました。

AIは技術の進化が速い分野です。そのため自社で開発するよりも、専門家に依頼したいという方が多いです。


しかしAIの受託開発には多くのメリットとともに、気を付けたい注意点もあります。


この記事では、そのメリットや注意点とともに、おすすめの開発会社も紹介しました。

開発会社について興味のある方は、公式サイトから問い合わせてみてくださいね。

この記事を書いた人
PigeonCloud編集部 PigeonCloud Editorial Department
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